地獄の返品女アザミ

思い出を食べて生きている

2019-07-05から1日間の記事一覧

初めての恋人A

Aはけたたましい人物だった。この時アザミは19歳、愛情と偽善の区別がつかないバカ者だった。 Aは私が望むことはなんでもしてくれた。 お腹が空けば食事を作ってくれたし、喧嘩をしたら花や小さなプレゼントが送られた。 気紛れでフレンチが食べたいと言えば…